診断を間違えたら致命傷

医療の現場では診断を間違えたら大変なことが起こります。場合によっては取り返しのつかないことになります。診断は正しく行われなくてはなりません。

これは何も医療の現場だけに起きることではありません。

1.診断ミスは致命的

本来は内臓が破裂しているところ、現場の医師や看護師たちの診断が誤っていたらその後はどうなりそうでしょうか?

診断「胃酸過多です」
処方「お薬を出します」

どうなりそうでしょうか?

このような診断ミスは起こらないだろうと100%信頼しているからこそ、安心して医師や看護師に相談しますし、病院を頼ろうと思いますよね。

もし仮にこのような診断ミスが起こった場合、診断に対する処方がどんなに正しくても、そして処方に正しく従ったとしても、その先は致命傷を被ることに成り得ます。

例えの話でしたが、こうした例えは医療の現場だけに留まるものではありません。

2.人間は誰だって診断ミスを経験する

診断という言葉の意味を柔軟に捉えます。

親が診断を誤ることはありませんか?塩を砂糖だと診断しますと、その日の晩御飯はどのようになるでしょうか?

もやしのナムルは、どうなりますか?

先生が診断を誤ることはありませんか?生徒の繊細な心を、タフな心だと診断しますと、その後の先生の発言をどのように受け取ることになるでしょうか?

生徒の心は、どうなりますか?

経営者が診断を誤ること。
政治家が診断を誤ること。

ありそうではないですか?
処方は正しいかも知れません。
処方に正しく従うでしょう。

企業や地域、そして国はどうなりそうですか?

人間は誰だって診断ミスをするものです。

3.診断ミスに気付くこと

診断ミスが真に恐ろしいことは、その後に致命傷を被ることもそうですが、また再び診断ミスをするかも知れないというところにあります。

再発ですね。
繰り返します。

何故でしょうか?

それは、診断ミスをしていることを本人が自覚することが非常に難しいからです。診断ミスの最中に自覚することは勿論、診断ミスした直後も認知せず、診断ミスをする直前にも認知できません。

見えにくいのが診断ミスです。
当人は正しい診断だと思っています。

診断ミスの自覚はとても大きな前進であり価値となるでしょうし、自覚ができるためには診断ミスとはいったい何なのか、どうして診断ミスへとつながるのか、などを理解しておくことが大事です。

あなたは分かりますか?
診断ミスとは何ですか?

読んで下さってありがとうございます。


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