海外に出かけると日本とはどういう国か興味津々で尋ねられることがあるものの、当の日本人が日本をどのように表現したら良いのかが分からなくて困るという話をよく聞きます。令和哲学者Noh Jesu氏の声に耳を傾けると日本の特徴がよくよく見えてきます。
本日のテーマは、「危機限界に強い日本文明」です。
1.日本文明の底力
地球を生命体で見立てるとき、46億年の時間からみると母親のような穏やかなイメージだけではなく荒ぶる父親のような激しいイメージもあるのだと言います。
生命存在からして、地球には何回か絶滅と言っても過言ではない程の共滅の危機が訪れていると言われていますが、その共滅の危機をもたらす表現として荒ぶる父親のようなものだと形容することがあります。
生命にとって過酷な環境。
そんな荒ぶる父親のような地球環境の劇的な変化がもたらした共滅の危機のときほど、地球生命にとっては大きく進化する良きキッカケとなって今の人類文明に至ったことを考えると、共滅の危機が起こらなかった場合も、共滅の危機に対して生命大進化が起こらなかった場合も、人類にとっては困ります。
地球を生命体で見るときの地球大進化の話は、日本文明を例える良き形容になるかと思います。日本を取り巻く劇的な環境の変化、とりわけ共滅の危機ともいえる程の深刻な危機限界と遭遇するときほど、日本は底力を発揮して大進化を遂げていく特徴があります。
2.日本国内外に見るL-f
共滅の危機は、大進化の良き機会です。
それをL-f関係(Leadership-followship関係)の観点からみると更に見えてくるものがあるでしょう。
Leadershipとは何でしょうか?
問題を発見し、問題意識を共有した上で共通のビジョンへと反転させ、新しい価値を生み出すことにあります。そして重要なことが幾つかあります。
一つは、それが自分とつながること。
自分と繋がらない問題は解決しても価値へと反転しません。これは協力団結する上で大きな障害となり、別の問題を生み出すことになります。
もう一つは、正しい診断であるか。
お医者さんで例えるなら、幾ら処方が正しかったとしても診断が誤っていたのであれば正しい処方が致命傷に至る危険性だってあります。診断ミスは控えなければなりません。
今の時代。
日本国内外に起きているLeadershipとは如何なるものでしょうか?山積する問題に対して、その根本問題を発見しているでしょうか?そして、自分と繋がる形で問題意識として共有してくれているでしょうか?その上で共通のビジョンへと反転させ人類共通の新しい価値を生み出し協力団結を呼びかけているでしょうか?
AI(人工知能)の台頭にまつわり。無用者階級にみる雇用問題や尊厳破壊についてはどうでしょうか?
ウイルスが起こしたパンデミック。体の健康は元より、経済の健康、心の健康についてはどうでしょうか?
今、Leadershipは機能していませんね。
自分と繋がらない施策政策ばかりが溢れ、明らかな診断ミスの下での処方ばかりが溢れ、followshipが右往左往しやすい環境をリーダー自ら、知識人自らが創っている様に見受けます。
3.世界のリーダー、知識人は
新型コロナウイルスに対する対応。
分かりやすいのではないでしょうか?
ウイルスとは何かを明らかにしていません。
人間が何かを明らかにしていません。
ロックダウンが何かを明確にしていません。
人類に共通する課題だと繋げていません。
一人ひとりの問題意識共有に失敗しています。
例えば、医療の現場は、医学に基づいていますよね。その医学は生物学を主に土台としていて、生物学は主に化学を土台としていて、化学は物理を主に土台としていて、それらすべての土台となりえるのが数学です。
数学は、数(すう)によって成り立ち、方程式を活用しますが、数(すう)が何なのかの定義をしないまま、また方程式もどのような意味があるのかを明確にしないまま、計算します。
物理や私たちに繋がりません。
土台からして数学は繋がらない。
世の知識人たちが色んな情報知識を発信して教えようとするものの、一体それが私たち一人ひとりの幸せや成功にはどのように繋がるのか、それを明確にする人が一人もいません。
新型コロナウイルス感染拡大について無力です。
点よりも小さいウイルス一つの統制が出来ません。
令和哲学者は、2020年3月の時点で明らかにしています。彼のように明々白々に方向性を示した世界のリーダーや知識人たちはどこにもいませんでした。
だから、1年以上経過している今も。
混沌とした状況を許しています。
日本国内外のリーダーと知識人たち。点よりも小さいウイルス一つに沈黙または無責任な発言をし続けています。
4.共滅の危機。問題を発見したか?
AIもそうです。
ウイルスもそうです。
これらは人類共通の課題。共滅の危機に値します。その根本原因があるハズです。その根本原因である根本問題を発見することから、問題解決は始まります。
そんな正しい診断。
多くの人が渇望しています。
振り返ると日本文明は危機に強い。
それも共滅の危機に対して。
底力を発揮する文明です。
分かりやすいのは明治維新。
西洋の列強諸国がアフリカを制し、インドを制圧し中国まで制圧し、残りは朝鮮半島と日本列島が制圧されるのを待つ時間の問題となっていた当時。
もしそのまま放っておいたら。
アジアの文化文明は滅んでいました。
なぜ、そう言えるのか?
令和哲学者の歴史解析が発揮します。
白人至上主義が残っているとはいえ、オバマ元大統領が誕生する背景には日本が流した血と汗と涙があると彼は言います。
少し考えてみて下さい。
黒人は白人から随分とひどい仕打ちを受けていると聞きます。もし、明治維新が起こらずに朝鮮半島も日本列島も西洋の列強諸国に制圧されてしまったら、黄色人種たちの立ち位置はどこでしょう?
白人よりも身分の低い黒人。
その黒人よりも更に身分が低くなる黄色人種。
そして、当時の扱いに学べば、黒人も黄色人種も白人から見たら等しく奴隷です。東洋の文明、アジアの文明は滅んでいたでしょう。
あの時代はそんな危機に晒されていました。
人種や民族の多様性にとって共滅の危機。
そこに反応したのが明治維新でした。
明治維新があるから、オバマ元大統領が誕生し、それだけでなく、半導体の世界シェアに大きく幅を利かせる韓国と台湾が存在し、アメリカが世界覇権を争う中国が誕生しています。
共滅の危機に反応した危機に強い日本文明。
その底力が発揮した影響力は計り知れません。
5.診断を誤ったら致命傷
明治維新のときに。
診断を誤ったと考えてみて下さい。
開国して西洋に学ばず、鉄砲を持たない無鉄砲の状態で刀に執着して戦い続ける・・・西洋に負けて植民地化される。
地球は西洋一色です。
人種差別や民族差別の比ではない。
滅びゆく存在も多数続出。
たった一つの判断に思えます。
それが致命傷になる良き事例。
今のコロナパンデミックに置き換えてはどうでしょうか?国内外のリーダーシップは発揮されず、知識人たちは沈黙する。それでいて、問題解決とは関係のない情報知識を教えようとしたり、世界を扇動するのはおかしいと思いませんか?
ここに至ってはあなた自身こそが大事です。
あなた自らがリーダーシップを発揮する時。
国内外のリーダーたち、知識人たちをよく観察しましょう。山積する根本問題に対して沈黙する彼ら彼女らには、この先は発言権を与えてはいけません。また、聞く耳を持つ必要もありません。
そのことをよく見る必要があるのではないでしょうか?正しい診断をしている人の方向性をかき乱すノイズになるからです。
6.令和哲学カフェでご確認を
心底から思うことがあります。
自分と繋がらない学術/学問に何の意味がありますか?ウイルス一つを統制できず右往左往し、大勢の人を混乱にさせている。
リーダーたち、知識人たち。
反省するべきだと思います。
学術/学問から見直しましょう。
今は、世界基軸教育を必要とするとき。そこと関係のない学術/学問はいち早く手放してnTech基礎理解28項目のような根本問題の発見に基づいた質問と答えに対してアンテナを高めるときだと思います。
世界のリーダー、知識人たちこそ。
本当は知りたい内容です。
日本文明は危機限界に強い。
底力を発揮した影響力は凄まじい。
明治維新を超える令和維新では、学術/学問という旧い刀を手放し全く新しい概念を学び新文明を創建する良きタイミングに来ています。
令和哲学カフェにて確認してみて下さい。
令和哲学者Noh Jesu氏の言に日本文明を感じるかと思います。底力はあなたの奥底に眠っている。それを発揮するのがまさしく今です。
読んで下さってありがとうございます。宜しかったら別の記事もお読みください。
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