昨今、人の話を聞けない人が増えています。数年前、Ado楽曲”うっせぇわ”が一世を風靡し、”お前の話は聞きたくない”という心の叫びにワカモノから年輩者まで多くの日本人が共感しました。
本日のテーマは、「目に銃 手に銃をもつ日本人」です。
1.人の話を聞けない日本人
全体主義から個人主義へと社会プレートが移動して久しく、文明先進諸国は個人主義が浸透しています。インターネットが世界を繋ぎ、スマートフォンが1人ひとりの手に渡ることで、この流れは本格的に主流となっています。
1.1.個人主義。個人は主義主張する
今、個人1人ひとりは主役です。
主義主張が自由にできる時代。
どんな人も自由に、持論を展開することができ、それを応援する物質的な環境は完備されていると言っても良いでしょう。
主義主張する個人。
そんな1人ひとりが増えている今、日本人の1人ひとりはどのような状況にあるでしょうか?
人の話を聞けない。
大量生産されています。
1.2.大量生産。人の話を聞けない日本人
人生をかけて訴えている人がいるとしましょう。本気で、全身全霊をかけて何かを主張しています。
ところが、です。
そんな一生懸命の人間と一つになって、一大勢力を創る人がいません。協力団結するのが人間ですので、その存在を中核に据えて、一大勢力が出来上がるのは不思議なことではありません。
そして、ひと昔前と違って今。
全身全霊で訴える人は増えています。
では、そんな一大勢力が至るところで起こっているのをあなたは見たことがありますか?一過性などではなく、行けば行くほど、経てば経つほど、大きくなっていくチーム組織を目にしたことはないハズです。
一大勢力となるチーム組織ができるほどの、協力団結が起きていないということであり、中核になれている存在が居ないということです。
これが本章で確認したいこと。
人の話を聞けない人間。
日本で大量生産されています。
人の話を聞かないので、協力団結が起きて、チーム組織が興るハズがありませんね。
2.目に銃を持ち 耳に銃を持ち
人の話を聞けない人間が大量生産されている日本。そうかと頷く人もあれば、そうなかとピンとこない人もあるかと思います。
人間は協力団結する存在。
チーム組織を創ります。
Aさんが地球環境の汚染について真剣に主義主張をしていたとします。Aさんの主義主張を聞く大半の人は、Aさんの熱量ほど突き動かされることはないでしょう。
それは前章で確認した通りです。
この時、なにが起きているのか。
2.1.誰かが主張するとき。何が起きているのか?
コミュニケーションは意思疎通。
理想的な意思疎通は何でしょう?
熱量に伝達が起きることですよね。
熱量の伝達に失敗が起きています。
聞き手の意識空間には一体どんな反応が起きているのか。1人ひとりに起きることは様々でしょうが、大体はこうです。
“うっせぇ うっせぇ うっせぇわ”
“お前の話は聞きたくない”
笑顔をしながら、頷きながら、実はこのような姿勢態度でその場にいるのが日本人です。建て前で合わせることの達人。
ですが、この姿勢は現れています。
センスをよくしてみましょう。
感度をどこまでも高く、まだ高く。
2.2.センスよく見る
目に現れています。
目で訴える。目線や視線…本気で話を聞いている人の目、没入集中しているときの目、それは普段とは違いますね。
目が全然違います。
耳にも現れます。
耳が閉じる。本気で人の話を聞き、没入集中が起きているときの耳って開いてますね。気が散っているときとは全然違います。
耳が全然違います。
センスよく見るとき、
目と耳は全然違う。
何となく感じることがあるのではないでしょうか?あなたが人の前に立ち、何かを訴えてみた経験があれば、そのときに感じた空気感。その空気感は、目や耳に現れていたハズです。
あなたを気持ちよくさせた空気?
あなたを緊張に追いやった空気?
聞いてくれている人の目と耳がどのような目と耳であったのか?あなたが一生懸命に訴えれば訴えるほど、顕著に現れてくるでしょう。そして、一生懸命さが具体的な行動を喚起するようなもの、例えば聞いてくれている人の時間やお金を投入するものであったり、労力を頂きたいものであるなら、更によく表に現れていたハズです。
前章で確認しましたが。
結論はこうでしょう。
2.3.折られる心
チーム組織づくり失敗。
あなたはどうだったか分かりませんが、主義主張をしたAさんの心持ちはどうだったでしょうか?やればやるほど、行けば行くほど、気持ちは削られ、心は折られ、知らず知らずのうちに熱意熱情が失せていることでしょう。
かくしてAさんを中心として。
環境汚染を解決できるチーム組織は起こりませんし、時と共に破壊されるようになります。
主義主張する人は傾向的に、リーダーの立ち位置となりやすいですが、リーダーに対するイメージ自体が、
- やりたくない
- 面倒くさい
- 信用できない
- 従いたくない
- 責任を負いたくない
- 束縛される
などと悪いイメージであることが多いです。率先してリーダーをやる人はいませんし、リーダーと一つになってチーム組織を積極的に創ろうともなりません。
目がそう訴える。
耳がそっぽ向く。
主義主張をすればするほど、距離が生まれてきます。この状態でどうやってAさんの下に協力が築かれて勢力が膨らんでいくのでしょうか。このことは、主義主張するAさんのみならず、Bさん、Cさん、Dさんにおいて起こります。
やがてはどうなるでしょう。
誰もチャレンジしなくなりますね。
主義主張をする人の可能性をそいでいる。聞く人の目と耳がそんな雰囲気を醸し出しています。
主義主張する人の
- 意欲をそぐ
- 応援をしない
- 可能性が殺される
- 勢力が縮小される
- 組織化させない
目と耳でそれをやっています。
このことをどう表現すれば良いか。
目に銃を持っている。
耳に銃を持っている。
目と耳に持つ銃で、主義主張する人に向けて撃っていると言えるでしょう。
3.没入集中できない日本人
目と耳に銃を持ち、常に乱射している状態だと捉えてみてください。主義主張する人の意欲や活力をそぎ落としながら、原動力を殺しながら、やがては主義主張そのものもさせないようにする。
人の話を聞けていません。
無意識でこれをやっています。
常に乱射しているので、当人にとって本当は必要なことが話されていたとしても、いつも目と耳で乱射しているので自分では簡単には止められませんから、聞きたいシーンであっても、見たいシーンであっても、銃を乱射しながら見聞きしているので、聞いているようで全く聞けていません。
没入集中が起こりません。
あなたはこう思うかも知れません。
- 特別な病気の人だから
- そういう特徴の人はいる
- 自分はそうではない
- そういう時もあるけどそうじゃない時も
- 主義主張する人による
- 主義主張の内容による
・・・
・・・
他にも挙げればたくさん。
ですがそうではないです。
- 誰もが皆んな
- 日本人は誰でも
- 人間の特徴
- いつでも
- 相手は関係ない
紛れもなく、あなたも、あなたの身近な人も、誰一人の例外もなく、そしていついかなる時も、目に銃を持ち耳に銃を持ち乱射している状態です。
アメリカは手に銃を持ち乱射。
人の話を聞きません。
日本は目と耳に銃を持ち乱射。
没入集中しません。
人間関係を築くのが下手で、知らない人と仲良くなることができず、知れば知るほど距離を置き、恋愛も下手で、家族の愛も知らず、少子高齢化社会は当然に起こるでしょう。
そんな日本の先行きを見て、国内外で多くの人は日本の未来はないだろうと言っています。
本当に日本はこのまま。
沈没していくのでしょうか。
4.刀の刃の上に立つ集団
本ブログでも何度か紹介しております刀の刃の上に立つ心。誰か1人だけだそれをやってのけるのではなくて、日本というこの国は集団でやってのける真に珍しくも有り得ようのない奇跡を何度か興しています。
4.1.刀を手放す
明治維新が何ゆえに明治維新で在り得たのでしょうか。サムライにとって刀とは命よりも大事な存在です。寝るときまでも、手に届くところに置いておくものです。刀がないサムライはサムライとは呼べず、型もないし、相手もいないし、サムライとして存在できません。
その刀を手放した。
それ故の明治維新。
誰か1人だけが刀を手放しただなんてそんな話ではありません。身分が低く、生きずらいから刀を手放したということでもありません。
身分も高い。
尊厳もある。
そんな中で、集団で刀を手放した実績。
それが明治維新の特筆すべき点。
海外で、これは有り得ません。
4.2.銃を下す
1945年。既に同盟国は降伏し、他に味方は居ない中で日本は世界を相手に孤軍奮闘、いよいよ敗色濃厚の気配が漂う頃。
まだ陸軍は負けていません。
730万人の陸軍兵士は戦える。
その気になれば集団で何でもやれてしまう強靭な日本でしたが、天皇の一言で戦うことを止める決断をしました。
730万人の陸軍兵士が。
天皇の一声で。
一斉に銃を下ろしています。
その後、テロ1件もありません。
4.3.刀を手放し銃を下す日本は
300の藩は中には仲の悪い間柄であるところも沢山あります。それが天皇を中心として一つの国家となり、短期間で西洋の列強諸国の仲間入りを果たすようになりました。それは、リーダーシップとフォローシップの強烈な一体感ゆえのもので、外から見たらとても仲良く映ることでしょう。
海外では考えられません。
いがみ合っている人とも共に。
それから鬼畜米英と自ら認定した相手との戦いを止めて、彼らから学び、彼らを好きになり、彼らを超えようとする集団という意味でも。
海外では有り得ません。
アメリカ以上にアメリカを好きになるなど。
それを集団でやってのけたのが日本。
刀の刃の上に立つ心。集団で。
刀を手放し銃を手放す日本とは?
美しい日本とは言えませんか?
5.nTech。銃を下す技術
日本人は今、目に銃を持ち、耳に銃を持っています。常に乱射しているので、没入集中が起きませんし、誰ともチームプレイが組めません。
社会は成り立ちません。
だけど刀の刃の上に立つ心。
刀を手放し銃を下す実績。
それ故に…
目と耳に持つ銃を下すことは日本人なら簡単にできます。しかもその技術までが完成している。21世紀の悟り人であり、令和哲学者のNoh Jesu氏が開発した認識技術nTech。
“今ここ目で見ちゃダメ!”
“今ここ完全観察システム”
認識技術nTechは目と耳に銃を持っていることを明らかにした上で、銃を下すことができる認識方式を変化させる技術。
目や耳を使うことで銃を持ってしまう。
ただ目や耳を切り離すことはできません。
観察は必要です。
目や耳があるのにも関わらず、観察しなくてはならないとは如何に?
目なし見る
耳なし聞く
そんな観察をすること。
今ここ完全観察システム。
認識技術nTechは日本で生まれた技術。
日本人が扱うのに最も適している技術。
日本の良さを立証し得る唯一の技術。
それを世に送り出してくれました。
6.没入集中する令和日本
何を隠そうこの島崎もかつては没入集中ができておりませんでした。練習が生かされず本番に弱い。目に銃を持ち耳に銃を持ち乱射し続けているのだから、常に蓄積していたのは緊張と不安でした。本番に弱いのではなく、毎瞬蓄積し続けてきた練習はちゃんと本番に生かされ続けてきたと振り返ります。
nTechと出会った島崎。
目と耳の銃を下すことで。
没入集中ができるようになります。
話が聞けるようになる。
するとどうなると思いますか?
人間が好きになります。
話を聞きたくなります。
話をしたくなります。
家族以上の協力関係を築こうとします。5人組です。生死を超え、観点の限界を超えた人たち5人が一体となる5人組。
5人組を創り、全ての問題を一掃した人たちによる協力関係で全ての問題を一つひとつ解決していきたい。
本ブログを見てくれているあなた。
あなたもまた作って欲しい。
没入集中を得た後の最高の仲間。
5人組を生み増やしていきましょう。
読んで下さってありがとうございました。宜しかったら別の記事もお読みください。
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