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令和哲学カフェ

カントが解決した問題一つ

経験主義と合理主義の対立構造。身の回りでも起こり易いこの現象に対してカントは哲学的に突破。素晴らしい功績であり偉業

カントがいた時代背景。
科学がブームでした。

ある時から宗教による整理整頓よりも科学による整理整頓の方を重要視する傾向が強くなっていきます。絶え間なく訪れる疑問に答えてくれる量は科学の方が圧倒的に多かったからです。

その影響は宗教だけに留まりません。
哲学も大きな影響を受けます。

科学万能主義。
その傾向が強くなっていた頃。

2つの主流がありました。

一つは、経験を重要視する傾向。
一つは、合理性を重視する傾向。

これらが相反するかのようにして論争することも度々あります。平和を望む人間からすると胸を痛める場面なのかも知れません。

実はカントは、この論争にも終止符を打っています。整理整頓することに成功しました。これはトンデモナイ大成功であり偉業と言えます。

あなたの周りではどうでしょうか?
ちょっと振り返ってみて下さい。

経験を重要視する傾向はこのようなものです。つまり、実験に重きを置きます。日常では体験を大事にすると言えますね。

自分が体験したことは真理になります。
体験したのだからそれが真理だ、と。

一方、合理性を重視する傾向とはこうです。数学的。体験しなくとも自然に計算結果が出ますね。体験よりも前に経験することができるし答えに到達するというものです。日常では数学的な理論とか知識を扱う人ですね。

こちらの側からすると経験を重要視する人が馬鹿に見えるかも知れません。事前に答えが分かるのに一体どうして体験しないと分からないのか?体をもって体験できないことは沢山あるじゃないか、と。

では逆に経験を重要視する人から見たら合理性を重視する人はどう見えるかと言うと、やはり馬鹿に見えるかも知れません。発展性がないじゃないか、と。数学的に、理論として、同じことばかりを繰り返して面白くないし個性がないし、進化も発展も起きずそれが人生と言えるのか、と。

お互いがお互いを馬鹿にしてみる。
平和から遠く殺伐とする向きもあります。

カントからしたら、こうした殺伐とした雰囲気や緊迫したムードを何とかしたいと思ったのかも知れません。

平和的な解決が難しそうなテーマ。
カントは哲学で突破しています。

今日も読んで下さって有り難うございます。宜しかったら別の記事もお読みください。

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