Dignity2.0国際カンファレンス2022

D2IC 1日目

あなたなら企画しますか?今までにないとびっきりの国際カンファレンスを。あなたが知る哲学者または教育者にはいますか?五大危機に瀕する問題解決をするイノベーションを披露する国際カンファレンスをコロナパンデミック後に、日本で、実施して大成功させた人を。

本日のテーマは、「D2IC 1日目」です。

1.予感。D2IC大成功

Dignity2.0国際カンファレンスを北海道のニセコで開催できたことは開会式の時から既に大成功するであろうとの予感がありました。

メイン会場。開催困難な状況下での国際カンファレンス

2022年10月です。

まだまだコロナパンデミックの影響はとても大きい時で、加えてロシアvsウクライナの戦争中でもあり核爆弾を使うかどうかとの緊張の最中で、軍事事情のみならず経済では国内外で張り詰めた状況が加速しています。

世界は異常な物価高ですし、日本国内は終わりの見えない円安で、アメリカはまだまだインフレの統制に目途が付いていない中でのことで、いつスタグフレーションに突入するか分からない状況。

AIが登場し、しかも益々オープンソース化が増えてきていることで技術の進化が異様に早く、今までの人間機能では人間が意味価値を生産できない時でもあるのに、文明の水準を高めてくれる哲学者は誰一人とて代案を見いだせず、人間が変わらないといけない中で教育者もどうすれば人間が変わるのか、そもそも人間機能が何であるかを分かりません。

加えて北海道のニセコです。

羊蹄山。バスで俱知安駅まで向かう最中

この場所を地図上で俯瞰してみる時、レンタカーを借りないと行けないくらいの奥地で、実に山の中の更に山の中の更に山の中にあり、その場所を国際カンファレンスの地として選択しているということ。

全国から集まるにしても。
本当に人が来るのかという。

5000人が住むニセコ。

この地に人が集まったことは一体どんな意味があるのか。総勢で3500人が企画を楽しんだということで、オフライン/オンライン/メタバースというハイブリッド開催という時代なりのスタイルがあり、メイン会場とサブルームが同時進行する42の多様な企画/プロジェクトに10か国以上の方が関わっているという。

大阪から尊厳旗を譲り受ける開会式。
大成功を予感します。

振り返れば実際、大盛況でした。

2.五大危機とは何か?

2050年には人間が住めなくなる話。
実感が持てない人は多いでしょう。

しかし、適当な話ではありません。
2022年時点でも五大危機に瀕しています。

本ブログ「人類滅亡。身近な話題」 より

五大危機と2050年人類滅亡については上記を参照していただくとして、これを放置するから2050年には結果的に、当然のこととして、人間が地球に住めなくなります。

何とかしたい。
それなら根本原因でしょう。

その根本原因が人間そのものに直結していることであり同時に自分そのものでもあるということ。

それでこそ、自分から始まる。
あなたから始まるということ。

教育の根源でもありますね。

3.教育の失敗=SV言語の問題

あなたにとって教育とはどのようなものでしたか?主体性が養われ、どんな危機や限界を前にしても、自ら打開するべく最良最高の一手を放つに至る教育でしたか?

3.1.教育の失敗。植松努氏に見る真の教育とは

人間は、生命である動植物の要素に加えて最も人間らしい精神がイキイキしている存在です。

精神で生きる人間ならどうでしょう?
知りたいものではないですか?

子どもの頃、振り返れば何でもかんでも知りたかったんでしょう。あなたも知りたくて仕方がなかったでしょうし、島崎もそうでしたし、植松努氏(以下、植松さん)もそうでした。

植松努氏による講演。この後ロケット発射の準備に出かける

植松さんは、what,whyを質問したそうです。
頻繁に先生に質問をしたと言います。

そのことで煙たがられたことも。

1つ興味深くて会場から笑いが出たエピソードがあるので紹介します。

夢の話。

あるとき、先生から

“夢を言いましょう”

と課題が出されたというので、子どもであった植松さんは

“夢って何だろう?”

と思いながらも、彼が思う夢を語ったそうです。

“ロケットに乗って月とか宇宙の色んなところに行くこと”

すると

“夢みたいなことを言ってんじゃない”

と言われたという。

“夢って何ですか?”

って聞いたら

“普通は夢と言えば仕事を言うもんだ”

すると植松さんはまた疑問に思います。

“仕事って何だろう?”

尋ねられたら先生は

“そんな馬鹿なことを言ってないで勉強しなさい。勉強しないと良い仕事ができない。良い仕事について、お金を稼いで安心して暮らすには勉強をしないと”

と教えてくれるそうです。子どもであった頃を振り返ると、本ブログに関心を寄せてくれているあなたでしたら子どもの植松さんに共感するところがあるでしょうし、子どもを持つ親としては今になってみれば先生の言わんとすることも分からなくはないでしょう。

子どもの植松さんにとっては。
不可解なまま育ちます。

投げた質問と教えられた答えを繰り返すうちに様々な矛盾を見つけるようになり、やがては自ら創造することで本当の自信と本当の夢に迫るということに気付きを得て、確かに獲得するようになっていったと言います。

そうして増えていった仲間。
植松電機には30人がいるそうです。

人間であれば知りたい。

Twitter「人間であれば知りたい」より

ただ教育では教えてくれない。

教育の失敗。
植松さんに限りません。

気付いた植松さんは自ら創造し、自ら発見した世界があります。そのキッカケは学問による教育にはありませんでしたが、お爺さまにヒントがありました。

3.2.天才の着火点。教育の仕事

教育の現場に失望した人と、
21世紀の悟り人と、
夢を諦めない植松さんとの、

トークライブに、大きな学びと発見がありました。それが、植松さんとお爺さまの良き関係に見て取れます。

スペシャルトークセッション「夢をあきらめない人たち」より

教育の現場に失望した城雄二氏(以下、城さん)の話は興味深いです。城さんの話は、教育の現場を実直に伝えてくれていて非常に共感できることがありますが、教育が失敗しているどころか人間の可能性を殺してしまうことに気付き、これはヤクザの仕事と同じだと言い、教育の現場を去りました。

教育は難しい。新しい哲学が必要

難しい教育ですが、植松さんのお爺さまは天才の子どもに備わっている着火点に火を付けることに成功していました。

そのことに気付いたのは21世紀の悟り人 ノジェス氏(以下、ノさん)です。ノさんは、植松さんのお爺さまは、人間だったら誰もが生まれてくるときに持ち合わせてくる天才の素質に着火することに成功したと言います。

天才の着火点。
着火したらどうなるか?

天才の着火点。良かったら以下をご参照ください。

https://twitter.com/search?q=%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%AE%E7%9D%80%E7%81%AB%E7%82%B9&src=typed_query

子どもは好奇心の塊だと見る人も多いです。それを正確に言うなら、天才の着火点に火が入った子どもは自然に、好きで好きでたまらないから取り組むし、取り組み続けることがまた好きで好きでたまらなくなり、失敗しても好きでやり続け、成功しても好きでやり続け、好きだから失敗も経験して、好きだから成功も経験して、好きだからもっと好きになって、天才の天才らしさを真に獲得していくというもの。

本当の教育の仕事にも通ずる世界。
お爺さまが植松さんに着火した。

植松さんは着火しちゃっている。もう自然に、自ずから、着火した炎の通りに、天才の天才たる人生を歩んだのでしょう。

ノさんの話と植松さんの話を照らし合わせて、なるほどなと頷きました。そして、城さんが言うところのヤクザ職の話もまた、天才の着火点に着火させることが失敗しているだけでなく着火した炎を消してしまいさえするということにつながるんだと思えて、深く頷きました。

それにしても驚きます。
着火点をも見抜くノさんの慧眼。 

3.3.SV言語の愚かさ

学校を始めとする各現場、例えば一般家庭や企業、今の時代であればSNSも該当しますが、現場での教育が失敗しているのは何ゆえでしょうか?

教育の失敗は至る所で確認されます。
多種多様な場面の背景として。

その根本原因が何であるか?
SV言語だと明らかにしました。

存在が(主語S)、動く(述語V)。

このSV言語は、切断言語であり、クローズ言語であり、不完全言語。原始人が7万年前に動物と戦うために開発した道具でしたが2022年の今、AIが登場してきて人間以上に言語を駆使する状態でも尚、原始人の開発したSV言語を使っている。

動物が相手のときは良くても、
相手が変わっている今では不足。

AI「LaMDA」を引用しながら、人間機能=言語機能であることを確認し、その言語機能に人間が留まればAIの方が遥かに上手に言語を扱うために、人間がこれ以上は意味価値を生産できなくなる。

そのことが露呈されている現在。
SV言語を使うことが如何に愚かなのか。

4.完成。1-5-1デジタル言語

1日目は教育の観点から…根本問題をSV言語だと見て、そこから生じる様々な問題を解決するイノベーションについて披露する場。SV言語に対して1-5-1デジタル言語が紹介されました。

4.1.開拓の魂。北海道に見るSAMURAI

北海道が何ゆえに普通の県ではないのかと、あなたは想像したことがありますか?

そこには涙がありました。
開拓の魂がありました。

北海道というこの地は、誰もが知る日本国内で最大の豪雪地帯。ここでは稲も育たず、人が住めない土地でした。

時は明治維新にさかのぼります。
この頃は未だ、未開の地。
原始林が鬱蒼と生い茂る時です。

日本国土面積の22%が北海道であり、海外の国の面積と同等という広さでもあります。そこが未開拓で原始林だと言います。

そこに現在500万人という人を住めるようにさせ、明治時代の間でも100万人が住むようになりました。

真の開拓。明治二年までに入った人たちこそ

今では北海道は、日本国内で有名な米の産地であり、世界の東西南北に開けた文化が交わる十字路でもあり、大自然の良さと文明の良さが見事に調和した魅力ある大地となっています。

誰かが開拓したからに他なりません。
刀を捨てることをしなかったサムライ。

彼らが政治犯となり囚人となり、この北海道の原始林に送られてきました。当時、明治政府による富国強兵の国策の一つであったそうです。

極寒の地。
灯りもなく温もりもない。
過酷な環境。

灯りと暖房。このような道具すらなかった明治元年と明治二年

監獄開拓と言うそうです。

この人たちのお陰で、原始林の地が長くて広い道となり、稲が育たない土地で米がとれるようになりました。

SAMURAIの涙がありました。
月形町の樺戸。

未開の地を開拓するSAMURAIの涙を発見したノさんは、その心をポエムにしています。

nTechチャンネル「-ポエム-待つことの美学が爆発する北海道」より

現代に託された心。

言語未開の地を開拓して、明治を切り拓いた想いを完成させて欲しいと聞こえてきそうです。

4.2.完成 1-5-1デジタル言語。言語未開の地を開拓

SV言語は原始時代に開拓された言語の領域です。その領域は、アナログ、デジタル、アナログとデジタルを生み出している源泉の3つの内、アナログの領域のみに留まります。

アナログ言語は開発済です。
これ以上の開拓はAIに任せたらOK。

ですが7万年の間、ずっと放置され続けてきたのがデジタルの領域と源泉の領域。ここを理解する言語、ここと意思疎通する言語が未開拓でした。

最近ノーベル賞受賞者が紹介されました。
量子力学から受賞した人がいます。

SV言語の愚かさ。1-5-1デジタル言語の必要性

ノさんはこのことにも触れました。

局所的な実在はない。
部分の存在は実在しない。

アインシュタインは、月を見ていないときにも月がそこに在ると言い、タゴールは他の人が月を見ているその意識に月があると言い返したエピソードを紹介しながら、観察する瞬間に存在するようにさせている解釈を紹介しつつ、存在が動く運動方程式の言語よりも、動きが存在させる存在方程式の言語を紹介します。

既に開発されています。
1-5-1デジタル言語。

日本がやる仕事は教育の仕事。今まで未開発だった領域を理解し疎通する1-5-1デジタル言語は開発済なので後はこれを開拓すること。

1-5-1デジタル言語のインストール。
それが日本がやるべき教育の仕事。

言語の開拓。ヤクザ職と変わらない教育 との決別

開拓の魂、そしてSAMURAIの涙が眠る北海道は明治維新のシンボルでもあり、その意志が現代に語り継がれていると見る見方なら、明治維新を完成させる令和維新では、1-5-1デジタル言語をインストールすることでデジタルの動きと源泉動きを取り入れる使命を受けているのだと、島崎にはそう思えました。

5.令和日本。教育チャンピオン

教育の失敗とは学問が抱える問題。
即ち、西洋から発した学問の問題。
不完全学問であったことだと言えます。

教育の失敗は不完全学問によるもの

学問が不完全学問に留まった理由。
それもまたSV言語によるもの。

本来は、アナログの動き、デジタルの動き、源泉の動きの3つがあるにも関わらず、このうちのアナログの動きしかアプローチしていないSV言語では当然、完全とは言い難く、不完全が露呈するばかりでしょう。

SV言語。部分の動きだけを捉える不完全言語

実際、不完全学問として及ぼす影響は計り知れません。現在、我々が瀕する五大危機もそれです。

植松さんの話からは義務教育という環境、それから社会に出てからの教育環境について、そして城さんからは大学教育の現場、他にも広島での平和活動の現場、更には健全健康な食生活であっても、教育が如何に重要であるのかを確認する反面、何をもって教育失敗であるのか、そして教育が成功するのかについての、基準を持たない現状について、よくよく確認できました。

ノさんが切り込んだ世界。
如何に希望であるのか。

世界の舞台で、岸田総理が個人的な決意表明として世界における教育チャンピオンに就任すると宣言しましたが、世界中で突破口が見えない教育について、言語の切り口から突破口を見出し国際カンファレンスまで開催できているのがトンデモナイ価値をもたらしていると思いました。

歴史初世界初にワクワクします。

わくわく。尊厳ロケットの発射はまるで新しい日本の

如何でしたでしょうか?

ニセコに向かう間にも既に大成功の予感をする島崎。そして開会式を行えている時点で充実した内容で終えれる3日間だと確信したこと。

そんなことを初日から感じました。

今、振り返っても当然のことだと思い深めますし、閉会式を感動で終えれる訳に納得しています。

お読み下さりありがとうございます。宜しかったら別の記事もお読みください。


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